植物の楽しみ方は人それぞれ
希少性の高い植物をたくさん集めることが好きな方
インテリアにマッチした植物を上手に選んで飾る方
緑が好きで囲まれて暮らしたい方
中には植物を愛していて人間より好きとおっしゃる方もいるそうです。
私の生活に長い時間付き合ってくれた植物を一鉢紹介します。
私がこの仕事を初めて初期に手に入れたバーガンディです。
私の好奇心に付き合ってくれて、どのくらいの寒さに耐えられるか?とか
夏の日日差しはどのくらい許容できるか?などかなり過酷な状況にも晒してしまったり
台風の日にうっかり部屋に終い忘れ倒してしまい幹を折ってしまったりもしました。。
植物も命があり人権があると主張する方にとっては、私は植物の飼い主として失格だと思います。
しかし未だに元気に根を張り活き活きとしていると感じています。
私のガサツな面も変なこだわる面など私個人の性格や生活そのものが
長い時間を掛けて育てたこの植物には面白いほど反映されているなと感じています。
写真の通り見た目がぼろぼろですが、なんとも好きなんです。
その土地では中々手に入らない植物、希少性のある植物などが比較的高価で、価値の高い植物とされています。
私自身植物を販売するときにそういった事をお客さんに伝える事もあります。
その反面、植物の価値は本人にしか作れないものであるとも考えています。
誰がみてもぼろぼろの変なカタチのバーガンディですが、私にとってはとても価値のある植物です。
本来観葉植物と括られ管理される植物は、その土地では自生できない植物を手に入れ愛でるという側面があります。
(以前紹介した産業革命からの第一回万博と、植民地主義が合わさって生まれた道楽との見方も出来ますね)
鉢植えで室内。植物を取り巻く環境そのものをコントロールして管理するわけですから、
その結果実際の所、図鑑や絵にかいたような樹形に育つというよりも、
管理する各個人や環境そのものに依存して成長するものと言う事も出来ます。
この辺りの楽しみや、植物の美しさや狡猾さ、観察を続けると自身のメンタルや特性を目に見える形で反映してくれるアドバイサーでもある事。
そんなようなことを皆様にお伝えできればと思っています。