庭園美術館で感じたこと

昨年ですが、庭園美術館に行ってきました。
他の予定もあってあまり長くは滞在できなかったのですが、
いくつか考えたいことがあるので この場に共有します。
東京都庭園美術館の本館は、1933(昭和8)年に皇族朝香宮家の自邸として建てられました。

1983(昭和58)年に美術館として開館し、さまざまなジャンルの展覧会を中心に活動しています。

2021年(令和3)年4月には、「東京都庭園美術館条例」が施行され、都立文化施設として新たなスタートを切りました。

 

と公式HPに記載があります。

主に海外のデザイナーが手がけた、日本屈指の本格的なアールデコ作品と言えます。

アールデコ建築の面白さも堪能はできましたが、私が注目したのは内装に施される当時のアールヌーヴォー的な?エキゾチックな自然をモチーフにしたものです。
日本に抱いたジャポニズム的な幻想とアジアへの軽蔑からくる一種のオリエンタリズムという一面もあるのかもしれませんが、単純に面白く、その情景を日本人が魅力を感じ採用した所が目に浮かぶようで、とても惹きつけられました。

 

海外から観た日本の情景を、その視点から日本が取り入れる。という流れは現代でもよくあるように感じます。
数年前に海外で盆栽が注目され、後に日本の雑貨屋でミニ盆栽が溢れました。
ただ、今回私が面白いと感じたのは単なる逆輸入ではなく、ある意味偏見かもしれない偏った物の見方に新鮮なユニークさを感じるという所です。ファッションや音楽ではよくある考え方ですが、私が生業とする業界では、どのように考えると良いのでしょう。

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屋上階はウインターガーデンと言われるガラス張りの温室になっています。
とても素敵な場所でしたが、今でいう温室をウインターガーデンという名前で呼ぶ所に昔の日本人の自然に対する価値観を感じ、温室で植物を管理することの贅沢さと、その方法が本来日本では不自然なことであると、改めて感じました。

 

 

 

 

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担当は観葉植物。
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